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 ◆ やぶ医師のひとりごと      第 123 号  ◆
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 H20年5月9日発行 購読者数 12723名
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 <本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)11
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さあ、今日も元気にいきますよ~♪
先週からは「慢性腎臓病(CKD)」についてでしたね。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
 腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
 おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
 腎臓の機能が100点満点中60点以下、
 というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
 糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ      重症度       進行度による分類
                   GFR(mL/min/1.73m2)
 1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
 2 GFR軽度低下             60-89
 3 GFR中等度低下            30-59
 
 4 GFR高度低下             15-29
 
 5 腎不全                <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
 慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
 動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
 ○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
  日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
 ○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
  それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
 ○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
 ○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
 ○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
 
  腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
  が出ている場合は、体がむくんだり、
  息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
 ○腎臓の機能が低下する原因
 1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
  具体的には年を取ること(加齢)
 2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
 (1)糖尿病(糖尿病性腎症)
 (2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
 (3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
 1)生活習慣の改善
 2)血圧をしっかり下げる
 3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
 4)コレステロールもしっかり下げる
 5)その他
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
ただ、重症になると、体がむくんだり、息が切れるといった
症状が出る事もあるんですよ。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなって。
治療としては、生活習慣の改善や、血糖や血圧、
コレステロールの値を下げるのが大事だ、って話でした。
そいじゃあ今日は、慢性腎臓病(CKD)になったら、
具体的にはどんな治療をするの、って事で。
今日は「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療2
先週やったように、慢性腎臓病(CKD)の治療っていうのは、
おおざっぱに分けると、
 1)生活習慣の改善
 2)血圧をしっかり下げる
 3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
 4)コレステロールもしっかり下げる
 5)その他
に分けられます。
今週はそのうちの、1)生活習慣の改善、
について、勉強していきましょうか。
糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)等の病気と同じく、
慢性腎臓病(CKD)っていうのも生活習慣病ですから。
一番重要なのは、生活習慣を改善するって事です。
○生活習慣の改善
 (1),食事療法
 A)、食塩摂取量は6g/day未満におさえる。
腎臓が悪い人も、高血圧の人と同じように、
塩分を制限する必要があります。
塩分が多いと、腎臓に負担がかかるし。
塩分を摂りすぎると、血圧も上がって、
更に腎臓の機能が悪くなっちゃう場合があります。
具体的には、一日に塩分を6グラム以内にする、
っていう事が推奨されています。
高血圧の人と同じですね、この塩分6グラムっていうのは。
 B)、タンパク質を制限する
塩分の場合もそうなんですけど。
タンパク質っていうのも摂取量が多すぎると、
腎臓に負担がかかっちゃいます。
腎臓っていうのは、「ろ過」する機能がメインだから。
コーヒーのフィルターみたいなもんだ。
っていう話をした事がありますよね。
コーヒーを作る時って、コーヒーフィルターの上に、
コーヒー豆を挽いたコーヒー粉を入れて。
その上から、お湯を注ぎますよね。
まあ、いろんな方法があるんでしょうけど。
その時に、お湯を注ぐだけじゃなくって、
コーヒーフィルターの上から、コーヒー粉を、
無理矢理「ぎゅーっ」て、圧力をかけて、
手で押したらどうなりますか。
フィルターの間から、コーヒー粉が出てきて、
コーヒーがまずくなっちゃいますよね。
そんな事したら、フィルターも駄目になっちゃいますよね。
塩分とかタンパク質が多いと、
腎臓にかかる圧力が高くなっちゃうんですよ。
腎臓にかかる圧力っていうのは、コーヒーを作る時に、
フィルターの上から手で押して、
圧力をかけてるのと一緒です。
何回も手でフィルターの上から押していたら、
普通にフィルターを使うよりも早く駄目になっちゃいますよね。
コーヒーフィルター。
それと同じで、腎臓にかかる圧力が高いままだと、
普通の状態の時よりも早く腎臓の機能が落ちます。
塩分やタンパク質を制限すると、この腎臓にかかる圧力を
少し減らす事ができるんですよ。
だから、塩分やタンパク質を制限する、
っていうのが慢性腎臓病(CKD)の治療にもなります。
ただ、塩分制限っていうのは、慢性腎臓病(CKD)の
初期の段階からも行いますけど。
タンパク質制限っていうのは、慢性腎臓病(CKD)の
ステージ3以上の場合。
中等度~高度に腎臓の機能が低下している場合に行います。
具体的には100点満点で、60点以下の時です。
中等度の腎機能低下くらいだと、普通の人の8割くらい、
っていうタンパク質の制限でも良いんだけど。
慢性腎不全っていう状態。
もう透析も間近っていう状態になっちゃったら、
普通の人の半分くらいに、
タンパク質を制限しなければなりません。
 C)、基本的にはエネルギー制限はしない
エネルギーに関してなんですけど。
慢性腎臓病(CKD)、っていうだけの場合には、
基本的には、カロリーを制限する必要はありません。
腎不全が進んだ場合は、むしろ普通の人よりも、
カロリーを多めに摂る、っていうのが治療になります。
ただ、糖尿病や高脂血症(脂質異常症)がある人や、
肥満のある人は、ある程度カロリーを制限した方が良いです。
糖尿病じゃない腎不全の末期で、透析が近い人の食事って。
タンパク質は制限して、高カロリーの食事になるんで。
脂肪ばっかりなんですよね。
揚げ物と天ぷらとか。
腹にもたれそうな食事になっちゃいます。
デザートにアイスクリームがついていて、
おいしそー、って思う時もありますけどね。
病院の栄養士さんは、専門家だから。
頑張って、いろいろ工夫して
料理を作ってくれるんですけどねー。
かなり制限がありますから、結構大変そうですよ。
そんなわけで、本日は「慢性腎臓病(CKD)の治療」の中の、
「生活習慣の改善、食事療法」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療2
 ○生活習慣の改善
 (1),食事療法
 A)、塩分を一日に6グラム以内に制限する。
 B)、タンパク質を制限する。
 C)、基本的にはエネルギー制限はしない。
参照:CKD診療ガイド
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