第2回の今日は大好評?の前回に続いて、今回も風邪とインフルエンザについてです。

風邪とは何か?

ところで、風邪っていったい何なんでしょうか。

風邪を知らない人はいないと思いますが、医学的な風邪の定義を知っている人は少ないかと思います。

風邪とはウイルス感染

医学的に風邪症候群とは、
「ウイルス感染によって生じる上気道の急性炎症。」
です。

上気道というのは、要は喉や鼻で、そこに炎症が起こると、喉が痛くなったり、咳や鼻水がでたりします。
急性というのは一週間とか二週間で良くなるということですね。
まさに、風邪って感じですよね。

具体的な原因ウイルスとしてはライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス等があります。

夏風邪なんかはエコーウイルス、コクサッキーウイルスが原因の場合が多いです。
子供だとロタウイルスやRSウイルスが多いです。
これら以外にもあり、数十種類位の風邪の原因ウイルスがあります。

インフルエンザのウイルス

一方、インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因で上気道感染を起こし、高熱を出す病気です。
広い意味ではウイルスが原因の上気道感染なので、インフルエンザも風邪の一種なのですが、一応インフルエンザと風邪は別物として扱う場合が多いです。

治療方法の違い

インフルエンザとただの風邪は症状も違うのですが、大きく違うのは治療です。

十年位前までは基本的にはどっちも安静にしているしかなかったのですが、インフルエンザはここ数年でタミフルという抗ウイルス薬ができたので、それを飲む場合が多いです。
同じ様な抗ウイルス薬として、吸入のリレンザってのもありますがね。

ちなみに日本だけで世界の70%のタミフルを消費しています。
風邪の場合は今でも対症療法しか治療はありません。
対症療法というのは、熱が出たら熱を下げる、咳が出たら咳を止める、というようなその場しのぎの治療です。

普通の風邪でも高熱が出る場合

前回のメルマガでは風邪とインフルエンザの違いは、インフルエンザは高熱が出る事と書きました。
しかし、風邪でも高熱がでる場合もあります。

それは、風邪に気管支炎や肺炎を合併した場合です。
気管支炎や肺炎は、最近が気管支や肺に感染して、結果的に熱をだします。
こうなったら、早めに病院に行った方が良いです。

風邪に抗生剤?!

風邪で抗生剤を投与しても、ウイルスが原因なので意味がないのですが、この二次感染予防のために風邪でも抗生剤を出す医師もいます。
古い先生や開業医で自分の所で薬を出している病院なんかは、出すこともあるようです。

ちなみに、先進国の中で、風邪に抗生剤を出す国は日本しかありません。

当たり前ですよね、風邪には効かないんですから。

と、いうことでとりとめなくなってしまいましたが、今回は風邪とインフルエンザの違いについてでした。

【今日のまとめ】

■風邪とは、ウイルス感染によって生じる上気道の急性炎症である。
■風邪とインフルエンザでは治療が違う。

風邪は対症療法のみ。
インフルエンザには抗ウイルス薬がある。

■風邪でも気管支炎や肺炎が合併すると、高熱が出る。

そうなったら、早めに病院へ。

■風邪はウイルスが原因なので、抗生物質は効かない。