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 ◆ やぶ医師のひとりごと     第 133 号  ◆
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 H20年7月18日発行 購読者数 13006名
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 ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
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 <本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)4
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
 ○骨の量が減って、スカスカになり、
  骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
 ○骨粗鬆症の患者は、日本では
  約1000万人いる、と言われている。
 ○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
  骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
  死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
 1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
  原因がわかっていない骨粗鬆症
 2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
  病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、
病気や薬など、原因がわかっている続発性骨粗鬆症がある、
という話でした。
「骨粗鬆症」っていうのは、
「骨の量が減って、骨が弱くなる病気」、
とは言ってみたものの。
「骨って、どうなったら減るんじゃー。」
っていう事を理解していないと、
その後の理解が難しくなるので。
今日は、「骨が減るメカニズム」について説明しますか。
●骨が減るメカニズム
骨っていうと、皆さんがイメージするのは、
手とか足とかの長い骨でしょうかね。
そういう真っすぐで長い骨以外にも、
頭蓋骨とか、腰の骨とか、背骨とか。
そういう真っすぐで長い骨以外にも、いろいろあります。
ちなみに、背骨っていうのは、
まっすぐの一本の骨じゃなくって、
たくさんの骨が繋がって、体を支えているんですよ。
皮膚をこすると、「垢(あか)」が出てきますよね。
あの「垢(あか)」っていうのは、泥とか汗とか、
そういうものではなくって、
「皮膚」の一部なんですよー。
古くなった皮膚の一部が、皮膚から剥がれ落ちて
「垢(あか)」になって、ぼろぼろ落ちているんです。
皮膚の寿命っていうのは、だいたい4週間くらいで。
皮膚の表面からどんどん剥がれていって、
下の方から新しい皮膚が作られていきます。
それと同じように、骨っていうのも、
皮膚みたいに、毎日少しづつ作られて、
また、少しづつ壊されているんですよ。
イメージ的には、骨ってがっちりして硬そうですよね。
まあ、たしかにそれはそうなんですが。
皮膚と違って、表面がぼろぼろ落ちていく、
っていう訳ではないんですけど。
骨も新陳代謝を繰り返して、絶えず新しく
生まれ変わっているんですよ。
こういうのを「骨のリモデリング(再構築)」って言います。
まあ、言葉はどうでも良いんですけどね。
イメージ的にはこんな感じ
→  http://tinyurl.com/5kvbvg
 参照:武田薬品工業株式会社HP
「破骨細胞」っていう細胞が、古くなった骨を溶かします。
これを、「骨吸収(こつきゅうしゅう)」って言います。
「骨芽細胞」っちゅう細胞は、破骨細胞によって
溶かされた部分に、新しい骨を作って修復します。
これは、「骨形成(こつけいせい)」って言います。
上のサイトの絵にあるように、
「破骨細胞」が骨を壊して、「骨芽細胞」が、
その壊した所を埋めていって、そいで
骨のしなやかさや強さを保っているんですよ。
全く新しくならなかったら、骨も古くなって
ぼろぼろになっちゃいますよね、当然。
そうならないために、骨の一部を壊して、
それを修復する、っていう事が行われています。
そいじゃあ、どういう状態になると「骨が弱くなる」のか。
っていうと。
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態になれば、骨は弱くなりますよね。
もっと具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう風になると、骨が弱くなっちゃいます。
専門用語で言うと、骨吸収が骨形成を上回って、
骨量が病的に減少し骨折しやすくなった状態。
これが「骨粗鬆症」です。
健康な人っていうのは、骨の破壊と修復の、
バランスが良く骨の新陳代謝が行われているんです。
でも、そのバランスが崩れて、骨の修復よりも
破壊の方が進んでしまうと、
骨が弱くなる「骨粗鬆症」になっちゃうんですよ。
わかったかなー。
専門用語がいっぱい出てきたけど、
そんなの全く覚えなくても良いですから。
あくまでも、イメージで良いっすからね。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨が減るメカニズム
 ○ 骨が壊れる > 骨が修復される
  具体的に言うと、
  骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
  もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
  骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
  こういう状態が「骨粗鬆症」。
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