━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆ やぶ医師のひとりごと     第 134 号  ◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 H20年7月25日発行 購読者数 13003名
───────────────────────────
 ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
    http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
 _________________________
 <本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)5
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
 ○骨の量が減って、スカスカになり、
  骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
 ○骨粗鬆症の患者は、日本では
  約1000万人いる、と言われている。
 ○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
  骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
  死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
 1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
  原因がわかっていない骨粗鬆症
 2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
  病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
 ○ 骨が壊れる > 骨が修復される
  具体的に言うと、
  骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
  もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
  骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
  こういう状態が「骨粗鬆症」。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、  骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんだ、って話でした。
そいじゃあ、「骨が減るメカニズム」がわかったところで。
もっと具体的に、今日は、
「どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか」
について勉強していきましょう!
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
先週勉強した
「骨が減るメカニズム」では、
 ○ 骨が壊れる > 骨が修復される
  具体的に言うと、
  骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
  もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
  骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
  こういう状態が「骨粗鬆症」。
という話をしましたけど。
もっと具体的に、どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか。
それぞれ書いてきましょうか。
1)、高齢者(加齢)
年齢が高くなるにつれ、筋力も衰えるし、
内臓の機能も衰えてしまいます。
以前にやった、心不全とか慢性腎臓病(CKD)でも、
年齢が高くなると、ある程度はしょうがない。
って話をしましたよね。
それと同じように、骨の場合も、
歳をとると弱くなってしまいます。
なんでかっていうと、歳をとると内臓の機能も弱くなるので。
胃酸の分泌が低下するとか、
腸からカルシウムを吸収する能力が低下するとか、
腎臓での尿へのカルシウム排泄が増加するとか。
そんな理由で骨が弱くなります。
ま、細かい事はどうでも良いんですけどね。
それと、歳をとるとともに、からだの中の
ホルモンが変化するんで、骨量が減少します。
具体的にどんなホルモンかっていうのは、
これも全く覚える必要はないんだけど、
女性ホルモン(エストロゲン)、副甲状腺ホルモンとか、
カルシトニンっていうホルモンが関与します。
これらのホルモンは、どれも前回学んだような、
骨を壊したり、修復したりするのに関係あるホルモンで。
歳を取ると、こういうホルモンの分泌が低下して、
結果的に骨が弱くなる(骨粗鬆症)になりやすくなります。
2)、女性、閉経
男性と女性だったら、女性の方が「きゃしゃ」ですよね。
何故かっていうと、男の方が筋肉の量が多いから、
という理由と、あとは「骨格の差」ですね。
男性の方が女性よりも、骨の量も多いですから。
女性は元々、男性よりも骨の量が少ないので、
骨粗鬆症になりやすいんです。
そいでもって、閉経後は更に骨の量が少なくなっちゃって、
もっと骨粗鬆症になりやすくなります。
なんでかっていうと、上でもやった「女性ホルモン」の影響です。
閉経っていうのは、言い方を変えると、
「女性ホルモンが出なくなる」っていう事ですから。
元々少なかった骨が、更に少なくなっちゃうので。
高齢女性っていうのは、非常に骨粗鬆症になりやすいです。
例えば、80歳の女性の場合。
平均的な骨の量だと、骨粗鬆症になっちゃいます。
90歳の女性だと、骨粗鬆症じゃない人を探すのが大変。
っていう感じになります。
3)、遺伝
糖尿病とか高血圧、高脂血症(脂質異常症)なんかの
生活習慣病でもそうなんですけどね。
やっぱ、骨粗鬆症にも遺伝っていうのはあるようです。
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合は、
骨粗鬆症になる可能性が高くなります。
4)、生活習慣
骨っていうのは、大部分は「カルシウム」で出来ています。
だから、カルシウム摂取不足の人は、
「骨粗鬆症」になりやすくなりますね。
それと、カルシウムを吸収するのには、
ビタミンDなんかも必要になるんで。
ビタミンD不足でも「骨粗鬆症」になりやすくなります。
他には、タバコやお酒を飲み過ぎても、
胃腸の働きを悪くしてカルシウムの吸収が悪くなっちゃうし。
運動不足でも、骨が強くならないので。
骨粗鬆症になりやすくなっちゃいます。
そんな訳で、本日は「どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
 1)、高齢者(加齢)
 2)、女性、(閉経後は特に)
 3)、遺伝
  家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
 4)、生活習慣
  カルシウム、ビタミンD不足。
  運動不足。
  タバコ、お酒の飲み過ぎ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━