<本日のテーマ>  心筋梗塞

今日は私の専門分野の心筋梗塞についてです。

循環器内科というのは、心臓、血管、高血圧、糖尿病等が専門です。

心筋梗塞ってどんな病気?

皆さん、心筋梗塞という言葉は聞いたことはありますよね。

なんか、重病だというイメージはあると思うんですが、具体的にどんな病気か知ってますか?

心筋梗塞というのは、心臓の表面を走っている心臓に血液を送っている血管(冠動脈)が詰まる病気です。

いきなり言われても、イメージがわかないという方は、こちらのURLの絵を見て下さい。

参考URL:
http://www.toshiba.co.jp/care/benri/igaku/iga_15.htm
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/Sick/sick4.html

 

心臓の病気

心臓というのは、心筋という筋肉で出来ています。

冠動脈が詰まると、その先に血液(酸素)が行かなくなるので、心筋が死んでしまい、胸が痛くなったり、心不全になったりします。

場合によっては死亡します。

 

医学用語の梗塞とは?

ちなみに医学用語で「梗塞」というのは、血液が行かなくなって臓器(組織)が死んでしまう、という意味です。

似たような言葉で脳梗塞、肺梗塞なんかがあります。

これらは、脳、肺に行く血管が詰まって、脳や肺の組織の一部が死んでしまう病気です。

これらの病気も共に命に関わる病気です。

 

動脈硬化とは?

話を元に戻して、血管(冠動脈)がなぜ詰まるか、というと動脈硬化が進んだからです。

動脈硬化というのはその名の通り、動脈が硬くなってもろくなる事です。

動脈硬化は、高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満、、、等で進みます。

いわゆる生活習慣病というやつですね。

残念ながら、硬くなった血管が元に戻る事はないので、一度心筋梗塞になった人がもう一度心筋梗塞になる確率は、一度もなった事のない人よりも何倍も高いです。

動脈硬化というのは、心臓の血管だけ進む、というわけではなく、全身の動脈で同時に進むので、脳梗塞の発症する確率も高くなります。

肺梗塞というのは、肺に行く静脈が詰まる病気なのでまた別なのですが、これは機を改めて話す事にします。

 

心筋梗塞の予防

大事なのは、心筋梗塞にならないように、予防する事。

一度なってしまった人は、もう一回起こさないようにする事です。

 

予防には禁煙をしたり、塩分やカロリー制限、適度な運動をして体重を落とす等が重要です。

当然ですが、病院で薬をもらっている人は、きちんと医師に言われたとおりに薬を飲む、という事も大事です。

 

心筋梗塞の症状とは?

では、もし心筋梗塞になってしまったらどうすれば良いのでしょうか。

 

すぐ病院に行って下さい。





当たり前ですね。

じゃあどういう風になれば、心筋梗塞になったと自分でわかるのでしょうか。

はっきり言って症状くらいしかないです。

心筋梗塞になると、胸が痛くなり、痛みが続きます。

痛みの程度というのは、人それぞれ感じ方が違うので、凄く痛いから重症、あまり痛くないから軽症、というわけではありません。

 

胸の痛みではなく、胸が重苦しい感じ、胸の違和感、と感じる人もいます。

また、心臓の血管(冠動脈)が詰まると、心臓に血液が行かなくなるので、体中に血液を送り出せない心不全という状態になり、息が苦しくなったりもします。

こういった症状が30分以上続いたら要注意です。

心筋梗塞以外にも胸が痛かったり、息が苦しくなる病気もあるのですが、こんな症状が続いたらまず心筋梗塞を疑って、すぐ病院に行って下さい。

 

心筋梗塞が疑わしい時はすぐに病院へ

救急車呼んで構いませんから。

絶対自分の車で行こうなんて思ったら駄目です。

救急車で一刻も早く病院に来て下さい。

命に関わりますから。

 

治療は少しでも早い方が良いのですが、心筋梗塞の治療は特殊な治療で、ある程度大きな規模な循環器のある病院でないとできません。

検査してみないと心筋梗塞かどうかはわからないので、一刻も早く病院に連れて行く事が大事です。

下手したら死んでしまう病気ですから。

参考URL:
http://www.toshiba.co.jp/care/benri/igaku/iga_15.htm
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/Sick/sick4.html

【今日のまとめ】

■心筋梗塞というのは、心臓の表面を走っている

心臓に血液を送っている血管(冠動脈)が詰まる病気。

■動脈硬化が進むと、心筋梗塞になりやすくなる。

■動脈硬化は、高血圧、糖尿病、高脂血症、

喫煙、肥満、、、等、いわゆる生活習慣病で進む。

■予防が一番大事で、それには禁煙、塩分やカロリー制限、

適度な運動をして体重を落とす等が重要。

■心筋梗塞の症状は、胸の痛み、胸の違和感、

胸の重苦しさ、息苦しさ等。

■心筋梗塞を疑ったら、一刻も早く病院に行く。