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 ◆ やぶ医師のひとりごと     第 137 号  ◆
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 H20年8月15日発行 購読者数 13003名
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 <本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)8
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
 ○骨の量が減って、スカスカになり、
  骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
 ○骨粗鬆症の患者は、日本では
  約1000万人いる、と言われている。
 ○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
  骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
  死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
 1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
  原因がわかっていない骨粗鬆症
 2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
  病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
 ○ 骨が壊れる > 骨が修復される
  こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
 1)高齢者(加齢)
 2)女性、(閉経後は特に)
 3)遺伝
   家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
 4)生活習慣
   カルシウム、ビタミンD不足。
   運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の診断基準
 1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
  骨密度値がYAMの80%未満、
  もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」
 2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
     脊椎X線での骨粗鬆症化なし 
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
       脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
       脊椎X線での骨粗鬆症化あり
●骨粗鬆症の検査
 ○問診
 ○単純X線検査
 ○骨密度測定
 ○血液検査、尿検査
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気で、
日本で約1000万人も患者さんがいます。
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、  骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんです。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、
骨粗鬆症になりやすいんです。
そして、「骨粗鬆症の診断」っていうのは、
レントゲンを撮ったり、骨密度を測ったり、
血液や尿検査等の検査を行ったりするのと、
軽い力によって起こった骨折(脆弱性骨折)があるか、
って事を組み合わせて行う、っていう話でしたね。
そいじゃあ、「骨粗鬆症の検査と診断基準」を勉強して、
骨粗鬆症の検査をして診断した後で。
どうやって治療するのか、って事で。
今日は「骨粗鬆症の治療」について、です。
●骨粗鬆症の治療
「骨粗鬆症の分類」のとこでやった事だけど。
骨粗鬆症には、大きく分けて2種類あるんですよ。
どんなものか、もう一回復習してみると。
●骨粗鬆症の分類
 1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
  原因がわかっていない骨粗鬆症
 2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
  原因がわかっている骨粗鬆症
この2つに分かれます。
○続発性骨粗鬆症の治療
原因がわかっている「続発性骨粗鬆症」。
これは、原因となる病気とか、薬とか。
そういうのがあってなる骨粗鬆症、っていう意味ですから。
こっちの場合は、まず「原因となっている病気の治療をする」
っていうのが、治療になります。
他の病気でも、全部そうなんですけど。
当たり前ですね、これ。
骨粗鬆症の原因となる病気っていうのは、具体的には。
糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、関節リウマチ、
肝臓の病気、甲状腺の病気、婦人科の病気。
なんかがあります。
糖尿病と慢性腎臓病(CKD)に関しては、
以前にこのメルマガでも勉強しましたよね。
忘れちゃった人は、これを読んでね!
 ★日本一わかりやすい!「糖尿病」
 http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
そいで本題の、原因がわからない骨粗鬆症
(原発性骨粗鬆症)の治療についてなんだけどね。
実際は、続発性骨粗鬆症に関しても、
まずは原因となる病気(基礎疾患)の治療はするんだけど。
「それに加えて」、これからやる治療も平行してやるんで。
ここからがホントの「骨粗鬆症の治療」
って言っても良いと思います。
○原発性骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症の患者さんっていうのは、
骨折を起こして初めて病気だ、
っていう事がわかる人も多いんですよ。
理想的には、糖尿病とか慢性腎臓病(CKD)とか、
関節リウマチとか、そういう「骨粗鬆症の原因になる
可能性のある病気」を持っている患者さん。
言い方を変えると、「骨粗鬆症になるリスクの高い患者」。
こういう患者の場合は、医者の方で積極的に
骨密度とかの検査をして、骨折する前に、
「骨粗鬆症」の診断をつけてあげるべきだと思いますけど。
実際のとこ、なかなか難しいんですよー。
「骨粗鬆症」は「整形外科医」が専門ですけど。
「骨粗鬆症になりやすい病気」である、
糖尿病とか、慢性腎臓病(CKD)とかっていう病気は、
主に「内科医」が診ていますからね。
医学が発達して、専門化してしまったので。
ある程度はやむを得ない面はあるんでしょうけど。
骨密度の検査って、精密なやつはかなり大きな病院
なんかに行かないとできないんだけど。
簡単なやつは、普通の病院とかでも
出来るとこが多いですからね。
もちろん、レントゲン写真も。
骨密度の場合は、健康な人(YAM)の何%っていう
数字で出てくるから、間違いようがないです。
整形外科医でないと、なかなかわかりにくい、
っていうレントゲン写真なんかは当然あるんでしょうけど。
明らかな骨折とか、すごく骨密度が低いっていう場合は、
整形外科医でなくても骨粗鬆症って診断はできますからね。
明らかなものだけでも、「骨粗鬆症」と診断する。
で、骨折とかがないのであれば、治療をする。
という事は、整形外科医でなくても、ある程度はできるので。
個人的には、内科医なんかでも、糖尿病とか、
慢性腎臓病(CKD)とか関節リウマチとかの病気があって、
骨粗鬆症のリスクの高い人は、「骨粗鬆症」かどうか、
積極的に検査はしていった方が良いんじゃないかと思います。
あ、なんか話が本題とはずれて長くなっちゃったので。
原発性骨粗鬆症の治療については、おおざっぱに。
○原発性骨粗鬆症の治療
 1、食事療法
 2,運動療法
 3,薬物療法
 4,理学療法
 5,手術
がある、って事で。
細かい話は次回以降に、って事にしましょうか。
そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の治療」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の治療
 ○続発性骨粗鬆症の治療
  まずは、原因となる病気の治療をする。
 ○原発性骨粗鬆症の治療
 1、食事療法
 2,運動療法
 3,薬物療法
 4,理学療法
 5,手術
 
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