━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆ やぶ医師のひとりごと     第 138 号  ◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 H20年8月22日発行 購読者数 13019名
───────────────────────────
 ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
    http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
 HP:「病気の症状と予防」
    http://www.yabuishi.com/
 _________________________
 <本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)9
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
 ○骨の量が減って、スカスカになり、
  骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
 ○骨粗鬆症の患者は、日本では
  約1000万人いる、と言われている。
 ○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
  骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
  死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
 1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
  原因がわかっていない骨粗鬆症
 2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
  病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
 ○ 骨が壊れる > 骨が修復される
  こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
 1)高齢者(加齢)
 2)女性、(閉経後は特に)
 3)遺伝
   家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
 4)生活習慣
   カルシウム、ビタミンD不足。
   運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の診断基準
 1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
  骨密度値がYAMの80%未満、
  もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」
 2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
     脊椎X線での骨粗鬆症化なし 
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
       脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
       脊椎X線での骨粗鬆症化あり
●骨粗鬆症の検査
 ○問診
 ○単純X線検査
 ○骨密度測定
 ○血液検査、尿検査
●骨粗鬆症の治療
 ○続発性骨粗鬆症の治療
  まずは、原因となる病気の治療をする。
 ○原発性骨粗鬆症の治療
  1、食事療法
  2,運動療法
  3,薬物療法
  4,理学療法
  5,手術
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)っていう病気は、
骨が壊れる > 骨が修復される、 っていう状態なんで。
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、
骨粗鬆症になりやすいんです。
「骨粗鬆症の診断」は、骨密度を測ったり、
レントゲン写真を撮ったりとか。
あとは、血液検査や尿検査なんかも使います。
んで、骨粗鬆症の治療なんだけど。
「続発性骨粗鬆症の治療」の場合は、
まずは、原因となる病気の治療をします。
原因不明の、「原発性骨粗鬆症の治療」には、
食事療法、運動療法、薬物療法、理学療法、
それに手術なんかもありますよ、って話でした。
そいじゃあ、今日は「骨粗鬆症の治療」に関して。
もっと具体的に話していきましょうか。
●骨粗鬆症の治療2
 1、食事療法
骨っていうのは、おおかた「カルシウム」で出来ていますから。
カルシウムをたくさん摂る、っていうのが
骨を強くするっていうか、骨粗鬆症の治療にもなります。
日本って、先進国でお金をいっぱい持っている国なので。
世界中からたくさん食料を買って、食べています。
もったいないけど、コンビニとかスーパーとかで、
いっぱい余った食料を捨てていますよね。
学校の給食なんかでもそうかな。
たくさん食料を買って、沢山食べて、たくさん残す。
そんな感じなんで、日本人の場合は、
ほとんどの栄養素は足りています。
脂肪分とか糖分とか、そういうやつね。
でも、カルシウムだけは不足しているんですよー。
一日に、どの位のカルシウムを摂れば良いか知ってますか?
これ、だいぶ前にテレビのコマーシャルとかで、
よく流れていたから、聞いた事ある人もいると思いますが。
日本人正常成人のカルシウム必要量は、
1日に600ミリグラム、って言われています。
牛乳かなんかの宣伝でやっていましたよね、確か。
でも、実際に日本人がカルシウムを摂ってる量っていうのは、
1990年の国民栄養調査では、カルシウムの
平均摂取量は537ミリグラムでしたから。
「カルシウム」に関しては、足りないんですよー。
日本人の場合。
カルシウム一日600ミリグラムっていうのは、
あくまでも「最低必要な量」ですからね、ホントは。
骨粗鬆症の治療ガイドラインでは
1日800mgのカルシウムの摂取を勧めています。
ちなみに、もう骨粗鬆症になっちゃった、っていう
骨粗鬆症の患者さんの場合は、カルシウムを
一日に800~1000ミリグラム摂取する必要があります。
日本人の場合は、普通に食事を摂っていたら、
カルシウムは不足するので。
意識してカルシウムを含む食品を
たくさん食べる(飲む)っていう事が大事です。
カルシウムをたくさん含む食品っていうのは。
具体的に言うと、有名なのは「牛乳」とか「チーズ」
のような、乳製品ですかね。
あとは、魚介類、大豆食品、青菜、海藻等です。
もっと詳しく知りたいって人は、
こういうサイトも参考にしてみてね!
→ 「骨粗鬆症とカルシウム」
 https://www.teijin-pharma.co.jp/bone-eiyou/cal/
インターネットで「骨粗鬆症」、「食品」、「カルシウム」
なんかの言葉で検索したら、たくさん出てきますから。
それと、せっかくカルシウムをたくさん食べても、
吸収されないと意味ないですよね。
まあ、全く吸収されない、っていう事はないんですけど。
どうせだったら、効率良く、
腸からカルシウムを吸収してもらいたいですよね。
その為には、「ビタミンD」も摂った方が良いんですよ。
「ビタミンD」には、「カルシウムの吸収を高める」
っていう役割がありますから。
しかーも。
ビタミンDは骨にカルシウムをくっつける「接着剤」
の役割も果たしていますからねー。
カルシウムだけじゃなくって「ビタミンD」も
一緒に摂ると最高ですよ!
具体的には、ビタミンDの中でもビタミンD2は、
きくらげ・しいたけ・まいたけなどの
「きのこ類」に多く含まれています。
ビタミンD3は魚介類に多く、
卵にもたくさん含まれています。
そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の治療」の中で、
「食事療法」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の治療2
 1,食事療法
 ○「カルシウム」をたくさん含む食品を多く摂る
  具体的には、乳製品、魚介類、大豆食品、青菜、海藻等。
 ○「ビタミンD」を多く含む食品も摂る。
  具体的には、きくらげ・しいたけ・まいたけ等の
  「きのこ類」や、魚介類、卵など。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━