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 ◆ やぶ医師のひとりごと     第 143 号  ◆
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 H20年9月26日発行 購読者数 13000名
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 <本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)14
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
 ○骨の量が減って、スカスカになり、
  骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
 ○骨粗鬆症の患者は、日本では
  約1000万人いる、と言われている。
 ○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
  骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
  死亡する事も多い。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
 1)高齢者(加齢)
 2)女性、(閉経後は特に)
 3)遺伝
   家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
 4)生活習慣
   カルシウム、ビタミンD不足。
   運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の治療
 ○続発性骨粗鬆症の治療
  まずは、原因となる病気の治療をする。
 ○原発性骨粗鬆症の治療
 1,食事療法
 2,運動療法
 3,薬物療法
 4,理学療法
  5,手術
●骨粗鬆症の予防
 ○基本的には、骨の原料となるカルシウムを
  いっぱい蓄えて、骨を丈夫にする。
 ○間接的には、骨折しないようにする事も大事。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)っていう病気は、
骨が壊れる > 骨が修復される、 っていう状態なんで。
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足の人です。
そんで、骨粗鬆症の治療なんだけど。
食事療法でとしては、カルシウムに加えて、
ビタミンDも摂る事が大事です。
そして、運動療法は、できる範囲で運動をして、
骨に負荷を与えてやるのが重要です。
薬を使う薬物療法という治療もあるし、
骨折したら手術とかして治療する場合もあります。
骨粗鬆症の予防の基本は、骨の原料となるカルシウムを
いっぱい蓄えて、骨を丈夫にする、って話でした。
  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
そいじゃあ、今日は「骨粗鬆症の予防」について。
具体的に勉強していきましょうか!
●骨粗鬆症の予防2
先週も書いたけど。
骨粗鬆症の予防というのは、おおざっぱに言うと、
「骨の原料となるカルシウムをいっぱい蓄えて、
骨を丈夫にする。」
という事になります。
んで、骨粗鬆症っていうのは、基本的には、
年齢が高くなってからなる事が多いんですけど。
骨粗鬆症の予防っていうのは、
実は、「若いうち」からやった方が良いんですよ。
骨は、カルシウムを蓄えているんだけど。
年取ってから急に、一日に2リットル牛乳を飲んでも、
すぐに骨が太くなるわけではないですから。
何年も、というか何十年もかかって、
徐々に骨は強く、太くなっていくし。
歳を取ると、何十年もかかって、弱くなります。
骨の量が一番多いのって、若い時なんですよ。
まあ、筋肉の量とかも、普通はそうなんですけどね。
若いときに、骨の量が一番多いから、
その値を基準に、「骨粗鬆症の診断」もする。
っていう話は、以前にもやりましたよね。
骨っていうのは、何十年もかかって、
だんだん弱くなっていくもんだから。
若い時、骨の量が一番多い時に、
たくさんカルシウムを蓄える。
という事が、非常に大事です。
若い時の骨量が多ければ、歳をとって骨量が減少しても、
骨粗鬆症になるほど減る事は少ないですから。
そのためには、子供の時とか青年の時から、
しっかり骨量を増やしておくことが大切です。
具体的には、カルシウムをたくさん摂る。
一日に最低でも600ミリグラム。
できれば、800~1000ミリグラム以上ですね。
カルシウムをたくさん含む食品っていうのは。
具体的に言うと、有名なのは「牛乳」とか「チーズ」
のような、乳製品。
それに、魚介類、大豆食品、青菜、海藻等です。
後は、ビタミンDですね。
「骨粗鬆症の治療」でも書いたけど。
ビタミンDは骨にカルシウムをくっつける「接着剤」
の役割も果たしています。
そして、ビタミンDは腸からのカルシウムの吸収を良くします。
更に、腎臓から尿としてカルシウムが
体外に失われるのを防止する働きもあるんですよー。
だから、カルシウムだけでなくって、
ビタミンDも摂るって事も大事です。
ちなみに、ビタミンDを多く含む食品なんですけど。
具体的には、ビタミンDの中でもビタミンD2は、
きくらげ・しいたけ・まいたけなどの
「きのこ類」に多く含まれています。
また、ビタミンD3は魚介類に多く、
卵にもたくさん含まれています。
しかーも。
ビタミンDっていうのは、皮膚の中で日光の
紫外線にあたって、「活性ビタミンD」になるんですが。
活性型ビタミンDになって、はじめて、
その役を果すことができるようになるんですよ。
だから、「日光に当たる」って事も、重要なんですよー。
日光照射不足などでビタミンDが不足する人もいますからね。
まあ、あんまり日光に当たりすぎると、
皮膚ガンになりやすくなりますから。
ほどほどに、って事も大事ですけどね。
それと、運動をすると、骨量は増えて、
骨は強くなりますので。
若いうちから、運動しといた方が良いですよ!
そんな訳で、骨粗鬆症を予防するには、
若い時から注意しといた方が良いよ、って話でした。
できるだけ若いうちからやった方が良いんですけど。
若くないからって、もう遅いって事はないですから。
今からでも、やってくださいよー。
もっと詳しく知りたいって人は、
こういうサイトも参考にしてみてね!
→ 「骨粗鬆症とカルシウム」
 https://www.teijin-pharma.co.jp/bone-eiyou/cal/
そんな訳で、本日も「骨粗鬆症の予防」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の予防2
 ○若い時からカルシウム、ビタミンDを多く摂る。
 ○若い時から、運動する習慣をつける。
 ○若いときから、ある程度は日光に当たる。
 ○ある程度の年齢になっても、もう遅いという事はないので、
  気づいた時から始める。
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