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 ◆ やぶ医師のひとりごと     第 144 号  ◆
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 H20年10月3日発行 購読者数 12876名
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 <本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)15
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
 ○骨の量が減って、スカスカになり、
  骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
 ○骨粗鬆症の患者は、日本では
  約1000万人いる、と言われている。
 ○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
  骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
  死亡する事も多い。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
 1)高齢者(加齢)
 2)女性、(閉経後は特に)
 3)遺伝
   家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
 4)生活習慣
   カルシウム、ビタミンD不足。
   運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の治療
 ○続発性骨粗鬆症の治療
  まずは、原因となる病気の治療をする。
 ○原発性骨粗鬆症の治療
 1,食事療法
 2,運動療法
 3,薬物療法
 4,理学療法
 5,手術
●骨粗鬆症の予防
 ○基本的には、骨の原料となるカルシウムを
  いっぱい蓄えて、骨を丈夫にする。
 ○間接的には、骨折しないようにする事も大事。
 ○若い時からカルシウム、ビタミンDを多く摂る。
 ○若い時から、運動する習慣をつける。
 ○若いときから、ある程度は日光に当たる。
 ○ある程度の年齢になっても、もう遅いという事はないので、
  気づいた時から始める。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)っていう病気は、
骨が壊れる > 骨が修復される、 っていう状態なんで。
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足の人です。
そんで、骨粗鬆症の治療なんだけど。
食事療法でとしては、カルシウムに加えて、
ビタミンDも摂る事が大事です。
そして、運動療法は、できる範囲で運動をして、
骨に負荷を与えてやるのが重要です。
薬を使う薬物療法という治療もあるし、
骨折したら手術とかして治療する場合もあります。
骨粗鬆症の予防の基本は、骨の原料となるカルシウムを
いっぱい蓄えて、骨を丈夫にする。
できれば若い時からやった方が良いよ、って話でした。
  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そいじゃあ、今日も「骨粗鬆症の予防」について。
更に具体的に勉強していきましょうか!
●骨粗鬆症の予防3
先週も書いたけど。
骨粗鬆症の予防というのは、おおざっぱに言うと、
「できるだけ若い頃から、骨の原料となる
カルシウムをいっぱい蓄えて、骨を丈夫にする。」
という事になります。
 ○骨粗鬆症の予防、10代まで
若い時、若い時って、先週は書いたけど。
もっと具体的に言うと、
骨量が一番多いのは18歳位の時です。
それまでに、成長に合わせて丈夫な骨を造る。
っていうのが、最初の骨粗鬆症予防です。
まあ、18歳以下の方で、このメルマガを読んでいる人は、
多分ほとんどいないと思いますので。
自分の子供とか親戚、お孫さんとかの為に、
教えてあげて下さいね!
 ○骨粗鬆症の予防、20代、30代の時
それを過ぎて、20代から30代の頃。
女性であれば、妊娠、出産、授乳の時期ですね。
こういうのがあると、たくさんカルシウムが使われるから。
今までと同じ位のカルシウムを摂っていたのでは、
足りなくなってしまう場合があるんですよー。
女性の場合は、元々男性よりも骨の量が少ないですからね。
体格を見てもわかると思うけど。
ダイエットなんかすると、益々カルシウムの摂取が減って。
どんどん骨の量が少なくなっちゃって。
その上、妊娠、出産、授乳とかが加わると、
すごいスピードで骨が弱くなる事があります。
体重が多いと、生活習慣病になりやすいですから。
ダイエットする事自体は、もちろん構わないのですが。
過剰なダイエットとか、カルシウムの摂取を
大幅に減らすようなダイエットは止めてください。
やるなら、正しいダイエットしてね!
20代、30代で大事なのは、骨の量を増やす、
というか減らさない様にする。
そして、健康とか骨粗鬆症に関心を持つ、って事です。
 ○骨粗鬆症の予防、40代から60代前半
その後、40代から60代前半位まで。
女性であれば、閉経の時期ですね。
女性ホルモンは、骨粗鬆症の治療にも使われるように、
骨にとっては、良いもんなんですけど。
閉経すると、それが出なくなりますよね。
そんな訳で、女性の場合は、閉経後に
ものすごい勢いで、骨が弱くなって。
人によっては、骨粗鬆症になっちゃいます。
男性で40代なら、あんまり骨粗鬆症の人はいないんだけど。
50代、60代だと、そろそろやばい人も出てきます。
女性であれば、40代、もしくは閉経後。
男性であれば、60代になったら、
一回骨密度を測ったり、骨粗鬆症の検査をした方が良いです。
40代~60代前半の時期は、急に骨密度減少が
始まってくる時期なので。
この時期で大事なのは、
「早期発見、早期治療」になります。
 ○骨粗鬆症の予防、65歳以降
65歳~75歳っていうのは、「前期高齢者」。
75歳以上っていうのは、「後期高齢者」ですね。
こういう言い方は、私は嫌いですけど。
いわゆる「高齢者」です。
この位の年齢になると、骨の量を今よりも増やす。
っていうのは、ほとんど無理です。
腸でカルシウムを吸収する能力も減っているので。
仮に若いときと同じくらいのカルシウムを食べても、
それと同じだけ、カルシウムは吸収されないので。
骨の量が前よりも増える、っていう事はまずありません。
しかも、歳をとれば食欲も落ちますよね、普通。
それは、しょうがないんですよ。
だって、筋肉も落ちるし、代謝も落ちるし。
それが自然なんですもん。
もちろん、骨の量をできるだけ減らさないように、
ある程度のカルシウムやビタミンDを摂取する。
という事は大事なんですけど。
それ以上に、「骨折をしない」
という「骨折の予防」というのが重要になります。
高齢者の多くは、「転倒して骨折」する。
という場合が多いですから。
「転倒を防止する」というのも、
だいたい似たような意味になります。
そんな訳で、本日も「骨粗鬆症の予防」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の予防3
 ○10代まで
  成長に合わせて丈夫な骨を造る。
 ○20代、30代の時
  骨の量を減らさない様にする。
  健康、骨粗鬆症に関心を持つ。
 ○40代から60代前半
  骨粗鬆症の検査をする等、
  「早期発見、早期治療」を目指す。
 ○65歳以降
  骨の量を今よりも増やす事は、ほとんど無理なので。
  「骨折の予防」、「転倒予防」が重要。
 
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