<本日のテーマ> 糖尿病の合併症 (生活習慣病 1)

糖尿病の種類

先週は「糖尿病の種類」についてでしたね。

まずは、前回までの復習。

●糖尿病の診断基準

1,空腹時血糖            126 mg/dl以上

2,75gOGTT(糖負荷試験)  200 mg/dl以上

3,随時血糖              200 mg/dl以上

●糖尿病の種類

○糖尿病にはいくつかの種類がある。

具体的には、1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や薬剤によるもの、そして妊娠糖尿病である。

○生活習慣病と言われる糖尿病は、2型糖尿病の事で、わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプである。

○1型糖尿病は、一生インスリンの注射が必要。

2型糖尿病は、薬が効かなくなったらインスリンの注射が必要。

今までの話をまとめると、「糖尿病の人は、血糖値が高い」という事ですね。

う~ん。簡単にまとめすぎか(笑)

じゃあ、血糖値が高かったら何が悪いんでしょうか?

血糖値が高いとどうなる?

極端な話「一時的」に血糖値が高い、というだけでは、ほとんど問題はありません。

えっ、何を言っているんだ。

と、思う方もいるかもしれませんが、本当です。

血糖値が500とか1000とかになれば意識障害等を

起こす事もありますが、一時的に血糖値が高い。

というだけでは、そんなには問題にはなりません。

問題になるのは、「ずーっと」血糖値が高い場合です。

話は少し変わって、「糖尿病の合併症」って知っていますか。

「合併症」というのは、その病気がもとになって起こる、別の病気や症状の事です。

糖尿病の3大合併症

糖尿病の3大合併症っていうのは、

○糖尿病性腎症

○糖尿病性網膜症

○糖尿病性神経症

です。

これらは、糖尿病に特有の合併症です。

この他に、命に関わる合併症として、心筋梗塞、脳梗塞などがあります。

また、命には直接関わらない事が多い合併症としては、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や、皮膚の病気、等があり、感染症にもかかりやすくなっちゃいます!

話は戻って、「ずーっ」と血糖値が高い状態が何年も、何十年も続くとこういった合併症が出ます。

これらのほとんどは、血管や神経が関係しています。

簡単に言うと、糖尿病というのは、

「血管や神経がぼろぼろにやられてしまう病気」

なんですよー。

合併症の怖さ

「腎臓」に行く血管がやられたら、糖尿病性腎症になって、それが進んで腎不全になれば、最悪の場合は透析になります。

「眼」の毛細血管がやられたら、糖尿病性網膜症になって、最悪の場合失明しちゃいます。

「神経」、特に手や足などの先の方の神経がやられたら、だんだん感覚がなくなってきます。

痛みがないと、傷がついても気づかず、そこからばい菌が入ったりして最悪の場合、足が腐っちゃいます。

その前に、足を切断しなければなりません。

糖尿病の人は失明したり、透析になったり、足が腐る事がある、という事は聞いたことがある人も多いと思いますが、こういう事なんですね!

もちろん、心臓に行く血管がやられて詰まると、心筋梗塞。

頭に行く血管がやられて詰まると、脳梗塞になります。

これらの病気になると、最悪の場合は命に関わります。

と、いう事で糖尿病というのは、「血管や神経がやられる病気」で、「進むとえらいことになる」って事ですね♪

大事なのは糖尿病になる前に気づく、「予防」と、仮になってしまったらそれ以上悪くならないようにする「治療」ですよ。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきます。

【今日のまとめ】

●糖尿病の合併症

糖尿病というのは、何年も何十年も血糖値が高い状態が続き、血管や神経がぼろぼろにやられてしまう病気。

○「腎臓」に行く血管がやられる→糖尿病性腎症

「眼」の毛細血管がやられる→糖尿病性網膜症

手や足などの「神経」がやられる→糖尿病性神経症

この3つが糖尿病の3大合併症

○心臓に行く血管がやられる→心筋梗塞

頭に行く血管がやられる→脳梗塞

○他にも、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や、

皮膚の病気、等があり感染症にもかかりやすくなる。