<本日のテーマ> 高血圧 の治療 (生活習慣病 2)

今日は高血圧について!パート5!
今日も元気にいきますよ~。

第1回は高血圧の診断基準。
第2回は高血圧の種類と検査。
第3回は高血圧の合併症。
第4回の前回は高血圧の予防についてでしたね。

第5回の今日は高血圧の治療についてです。
俺は、私は高血圧じゃないから関係ない、なんて言わないで、しっかり読んで下さいね!

高血圧の治療方法

高血圧の場合も、治療は糖尿病なんかと同じように、いきなり薬ではなくって、まずは食事、運動療法になります。

食事)

食事に関して、前回の予防では一日の塩分摂取量を10グラム以下に、と言いましたよね。

高血圧になってしまった場合、治療としては塩分6グラム/日以下が推奨されています。
これは、はっきり言って結構きついです。

私は男の1人暮らしなもんで、食事はコンビニ弁当や外食が中心です。
でも、その割には一応食事には気を遣ってメニューを選んでます。
医者ってある程度の年齢より若い場合は、一ヶ月に何回か病院の当直をやるんですよ。
で、当直の時って、病院によっては患者さん用の食事が出されるんです。
私は患者さん用の食事が出ても、別に味が薄いとは感じません。

ほとんどの病院で、常食(高血圧とかの病気以外の人用の食事)は、塩分は一日10グラムくらいになるように計算されています。
この味が薄く感じないって事は、だいたい、いつもの食事で一日にとる塩分の量は10グラムくらいって事です。
でもさすがに一日塩分6グラムの食事は薄いと思います。
一般的な日本人の塩分摂取量は、一日に12グラム位ですから、約半分ですからね。
これはちょっときついです。

ほとんどの患者さんは味薄いって言います。
でも、高血圧になってしまったら仕方ないです。
高血圧学会でもこれが推奨されてますからね。
前は7グラムだったんですが、制限厳しくなったんですよ。

運動)

予防でも言いましたが、有酸素運動は、長期間繰り返し続けると、血圧を下げます。
有酸素運動っていうのは、ウォーキングや軽いジョギング、平らなところでのサイクリングやゆっくりと泳ぐ水泳等です。
一日30~45分位の軽い運動を続けるのが良いですね。
一回に30分とかの時間が取れなくても10分を3回とか4回って、分けても効果はほとんど同じですから。

軽く汗をかいたり、息が切れる程度の運動ですよ。
高血圧がある人は、合併症として心臓や腎臓に病気のある人や、脳梗塞をやったことのある人もいるでしょうから、主治医と相談してやりすぎないように気をつけてください。

減量)

BMI=体重(kg)/身長(m)/ 身長(m)

で計算して、BMI>25が肥満でしたね。
普通体重はBMIが18.5~25です。

自分のBMIを知りたい人はここで計算してみて下さい。

⇒ http://www2.health.ne.jp/check/bmi.html

まずはBMI<25まで痩せる事が目標になります。
また、肥満の中でも皮下よりも内臓に脂肪がつく内臓肥満(上半身型肥満、リンゴ型肥満)が血圧上昇と関連がある、と言われていますので、ウエストも減らしたいです。
目標としては、男性はウエスト85センチ以下、女性はウエスト90センチ以下です。
なんでこの数字かってのは、また今度。

メタボリックシンドロームのところで話そうと思います。

摂取カロリー < 消費カロリー = 痩せる

ですから、食事のカロリーを制限して、運動してカロリーを消費して痩せてもらいます。

薬)

高血圧の人用の血圧を下げる薬の事を降圧薬って言います。
具体的な薬の種類にはCa拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、利尿薬、β遮断薬、α遮断薬なんかがあるのですが、医療関係者以外は
覚える必要はありません。
一応、主治医を信頼して任せましょう。

ちょっと注意する事は薬の副作用ですね。
肝機能障害とか採血をしないとわからないものは、病院で採血をするしかないんですが、自分でわかる副作用もあるんです。
降圧薬であれば、血圧が下がり過ぎる事が副作用としてあり得ます。

多くの場合は横になっていれば何ともないんだけど、立ち上がるとふわっとする、立ちくらみの症状ですね。
こういう症状があったら横になっている時だけでなくって、立ち上がったときの血圧も測った方が良いですね。
立ち上がると血圧が下がる、起立性低血圧というのになっていると、立ちくらみの症状が出る場合が多いです。

他に薬にアレルギーがあって、蕁麻疹のようなものが出るとか、吐き気がするとかいうのも自分でわかりますよね。
そういう副作用が疑われたら、早めに病院を受診して、主治医に相談して薬の変更を考えて貰ってください。

他)

高血圧になった人はもちろんですが、血圧が高めの人、家族に高血圧の人が多くて血圧が気になっている人は、家で血圧を測定するのが重要です。
病院で測るのはせいぜい月一回か二回くらいですから。
これでは少なすぎます。

白衣高血圧っていって、家ではもっと低い人もいますし。
血圧計は市販されていますから、数千円位で買えます。
手首で測定するやつよりも、肘の所に巻いて測定するタイプの方が、正確ですので、できればそっちを買った方が良いですね。
毎日測るのがベストですけど、何日かに一回とかでも構いません。

できれば、血圧を測ったら測定した日付と時間、血圧の値を手帳かなんかに書いた方が良いです。
たいていの病院には、血圧手帳というのが置いてありますから、それをもらうと良いですよ。
それを診察の時に持っていって、主治医に見せてあげてください。

主治医は病院での血圧だけでなく、家庭での血圧も参考にして、薬を調節してくれますので。
今、病院にかかっていない人は、普通のノートとか手帳でも良いですし、エクセルかなんかで表にしても良いですね。
あとは、アルコールを控える事。
タバコを止める事ですね。
そういったわけで、今日は高血圧の治療についてでした。
なんか予防と同じような内容になってしまいましたが、予防と治療はそんなに変わらないので、やむを得ませんね。

これで高血圧については終了です。
次回からは、生活習慣病の3として高脂血症の話をしていきますからね。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。

【今日のまとめ】

●高血圧の治療は、食事療法、運動療法、減量、

薬物療法がある。
●食事は塩分制限で、一日塩分6グラム以下。

体重を落とす為にはカロリー制限も必要。
●運動は有酸素運動

具体的にはウォーキングや軽いジョギング、

平らなところでのサイクリングやゆっくりと泳ぐ水泳等。
●薬物療法は自分では副作用に注意する。
●家でも血圧を測るのが重要。
使う血圧計は手首で測るタイプより、肘付近に巻いて

測るタイプの物の方が正確なので良い。
●アルコールは控える、タバコは止める。