<本日のテーマ> 高尿酸血症と痛風の診断基準

前回までは肥満症についてでしたね。
今回からは、気持ちを新たに、高尿酸血症と痛風についてです!
第一回の今日は高尿酸血症の診断基準についてです。

高尿酸血症とは?

皆さん、「高尿酸血症」って言葉、聞いたことありますか?

このメルマガを読んでいる方は、健康に興味のある方がほとんどですから、それなりに病気とかの知識がある方が多いんだとは思いますが。
それでも、聞いたことのない人の方が多いかもしれませんね。

では、「痛風」って言葉ならどうですか?
「痛風」は聞いたことある人も多いんじゃないですか。

ちなみに、多くのパソコンは「つうふう」という文字を入れると、最初に「通風」と変換されますが、こっちじゃなくて「痛風」です。
風が当たっても痛いってのが語源らしいです。
ホントかウソか知りませんけど、そう言われてます。

「高尿酸血症」って言葉は、聞いたことがなくっても、何となく意味はわかりますよね、漢字を見れば。

その名の通り、尿酸値が高い病気の事です。

いやー、日本語って便利だねー。

じゃあ、尿酸ってなんなんでしょうか?

一言で言うと、尿酸っていうのは、古い細胞の残りかす。
エネルギーの燃えかすって事になります。

尿酸はどういうもの?

「尿酸」は、細胞の中にある「核酸」っていう遺伝子の成分が分解されてできた、いわゆる古い細胞の残りかすなんです。
そいで、体の中のエネルギーのもととなっている物質の燃えかすでもあるんです。

要するに、新陳代謝によって細胞が分解されたり、エネルギーを使うと、体の中で尿酸が作られるんです。
また、尿酸の原料は食物(特に肉類)にも含まれていて、こういう物を食べると、体の中で尿酸が作られます。

普通に生活をしていれば、使われるエネルギーの量ってのは、そんなに変わりませんからね。
だから、それによって尿酸が作られる量っていうのは、基本的には毎日ほとんど一定なんです。

そいで、一定の量が主に尿から排泄されて、バランスが取れています。

しかーし、そのバランスが崩れると、尿酸値が高くなっちゃうんです。

尿酸の原料は食物(特に肉類)に含まれるんでしたよね。
これ「プリン体」って言います。
聞いた事がある人もいるかもしれませんね。

ちなみに「プリン」の語源は核酸代謝物の総称を表すラテン語「プリンヌクレオチド」で、デザートのプリンとは関係ありません。

使うエネルギーの量が一定で、それによって作られる尿酸の量が一定で、排泄の量も一定。
だとすると、沢山原料を摂りすぎると、尿酸の値が上がっちゃいますね。

原料ってのは、肉類等の食べ物に多く含まれるんでしたね。
だから、たくさん美味しい物を食べる人がこの病気になりやすいんです。
むかしは「ぜいたく病」って呼ばれていた位ですからね、「痛風」は。

高尿酸血症の診断基準

じゃあ、どんくらい尿酸の値が高くなったら、高尿酸血症って病気になるんでしょうか?

年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上になった状態を「高尿酸血症」と言います。
この状態がさらに進んで関節に炎症が起こって、痛ーくなる病気が「痛風」です。

高尿酸血症→痛風になるんですが。
尿酸値がいくら以上になったら痛みが出て、痛風になるって基準自体はありません。

尿酸の値が高くなればなるほど、痛みが出る(痛風発作)確率は高いんですが、いくら以上とは言えません。

だから尿酸値が7でも痛みが出れば「痛風」って病気だし、尿酸値が9でも、痛みがなければ痛風ではなくて、ただの「高尿酸血症」になります。

どんな食事が多いとなりやすいかって具体的な食事とか、どこが痛くなるのかって事なんかは、次回以降にお話しますね。
というわけで、今日は高尿酸血症の診断についてでした。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。

【今日のまとめ】

●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、 関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●尿酸値がいくら以上になったら痛みが出て、 痛風になるという基準自体はない。