<本日のテーマ>     熱中症の病態

今回からは、ちょっと生活習慣病を離れて、夏に注意しなきゃいけない病気(病態)を勉強していきます。
という訳で、今回からは、熱中症についてです。

熱中症とは

熱中症って言葉は、なんとなく聞いた事がありますよね。
日本語の場合は、漢字からなんとなくイメージできますよね!

熱中症という漢字には、読んで字のとおり、「熱に中る」という意味があるんです。

では、専門的に熱中症っていうのは、どんな病気(病態)なのかを、教科書で見ていきましょう。

○熱中症とは
暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応より生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態。

ながっ。
しかも、難しいわ。

って事で、ちょっと解説。

サッカーでもジョギングでも、運動をすると体が熱―くなりますよね。
これって、体から熱が出るからなんです。

正常な状態だと、人間の体は末梢血管を拡張させて、皮膚に多くの血液を分布させて、外へ熱を逃がす事ができます。
車でいう、ラジエーターみたいもんですね。
更に、汗をかいたら、汗が蒸発しますよね。
この時の気化熱で、体の熱を上手に逃がす事ができます。
気化熱って中学生くらいの時に、理科の授業で習いましたね。
あれです、あれ。

では、夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、ゴルフなどの激しい運動をしたらどうなりますかね。

ただでさえ暑いのに、からだから大量の熱が発生します。
そうすると、たくさん汗をかきますよね。
血管が拡張するっていっても、限界がありますよね。
無限に広がれるはずもないですからね。
汗もどんどん出ます。
でも、汗がどんどん出ているのに、水分を補充しないと、これ以上汗をかけなくなりますよね。
そしたら、どんどん体に熱がこもっていって、下手したら体温が40度を超える、異常高熱になってしまいます。

そしたら、更に脱水状態が進んで、手足のけいれんや吐き気、失神、ひどいときには意識障害を起こして、ショック症状で死に至ることがあります。

これが熱中症なんですよー。

こわいですねー。
でも、大丈夫♪

熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができますから。
また、正しい応急処置ができれば、命を救う事もできますから。

ということで、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。

【今日のまとめ】

●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をする。
→汗がどんどん出る。
→水分補充しない。
→体に熱がこもる
→体温40℃などの異常高熱。
→更に脱水状態が進む。
→手足のけいれん、吐き気、失神、ひどいときには意識障害を起こして、ショック症状で死に至ることもある病態。

これ以外(運動をしなくても)でもなる時もありますので、あくまで一例ですからね!