<本日のテーマ>脳梗塞3、脳梗塞の症状

脳卒中シリーズの脳梗塞について。

先週までのまとめ。

●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。

●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
○「脳の中の方に行く細い血管」が詰まるタイプの脳梗塞。
特に、高血圧と関係が深い。
○小さな血管が多数詰まると痴呆(ちほう)などの症状が表れることもある。

2)アテローム血栓性脳梗塞
○直径5~8mmの「太い血管」が動脈硬化が起こって、血の塊で血管が詰まる梗塞を、アテローム(じゅく状硬化)血栓性梗塞と言う。
○大きな血管が詰まるので、重症になる人が多い。
○高血圧、高脂血症や糖尿病とも関係が深い。

3)心原性脳梗塞
○心臓の中にできた血の塊が脳に移って、血管をふさぐのが心原性脳梗塞。
○心房細動という不整脈を持っていると、心原性の脳梗塞を起こす確率が非常に高くなる。

脳梗塞の症状

「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気です。
そして、その脳の血管の詰まった部位、なんで詰まったのか、その原因によって名称が変わるという話でした。
じゃあ、脳梗塞になったらどんな症状が出るのか?
って事で、今日は脳梗塞の症状についてです。
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気。
「脳出血」は、「脳に行く血管」から出血する病気。
なんですけどね。

どっちの病気も「脳」がやられちゃう、って事は同じなので。
基本的には、脳出血の症状も脳梗塞の症状も、ほとんど同じです。

ただ、脳出血の場合は、頭痛があることが多いんですけど、脳梗塞の場合は、むしろ頭痛がないことの方が多いです。

具体的には、
○脳梗塞の症状
片麻痺(半身が動かなくなること)
失語症(言葉がしゃべれなくなること)
意識障害+(頭痛、吐き気)

ってところですね。

それと、脳出血と脳梗塞の違いで、もう一つ大事なこと。
それは、脳梗塞の場合は、「前駆症状」があることもあるんです。
まあ、ない事も多いんですけどね。

脳梗塞の種類には、
1)ラクナ梗塞
2)アテローム血栓性脳梗塞
3)心原性脳梗塞

があると、前回お話しましたけどね。

このうちの、1)、2)、は動脈硬化が原因なんですよ。
動脈硬化っていうのは、徐々に血管が硬くなって、もろくなるので、「前駆症状」が出る場合があります。

3)の心原性は、突然なるので、「前駆症状」は普通ないです。
「前駆症状」っていうのは、簡単に言うと、「脳梗塞」の一歩手前、脳梗塞になりかけの状態の時に起こります。
こういうのを医学用語で、「一過性脳虚血」って言います。
「脳梗塞」は脳に行く血管が「完全に詰まって」、それより先に血液が行かなくなる事なんですが。
「一過性脳虚血」って言うのは、脳に行く血管が「詰まりかけて」、一時的に頭に行く血液の量が減る事を言います。
「虚血」っていうのは医学用語で、血が行かないって事なので、一時的に血が行かないって事で、字の通りですね!

○脳梗塞の前駆症状
1.食事中に、はし(箸)を落とす。
2.言葉が出てこない。
3.片側の手足がしびれる。
4.ものが二重に見える、片方の目が見えにくい。
5.パピプペポ・ラリルレロがはっきり言えない。
6.目の前が暗くなる。

それに、ふらっとする、ふわっとするとか、そういう症状が出る事もありますね。
一過性(一時的)に血が行かなくなるので、こういった症状は普通は、数分から、せいぜい数十分位です。
ずーっと続くようであれば、それは、完全に脳に行く血管が詰まった、「脳梗塞」や「脳出血」である可能性がありますから。

すぐに救急車を呼んで、脳外科のある病院に行ってくださいね。
これらの前駆症状のうち、いくつかがあるようであれば、脳神経外科のある病院に行って、頭のCTやMRIをやってもらった方が良いですよ!

という事で、今週は脳梗塞の症状、前駆症状についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきます。

【今日のまとめ】

●脳梗塞の症状
□片麻痺(半身が動かなくなること)
□失語症(言葉がしゃべれなくなること)
□意識障害
□頭痛、吐き気は、ない事も多い。

●脳梗塞の前駆症状
1.食事中にはし(箸)を落とす。
2.言葉が出てこない。
3.片側の手足がしびれる。
4.ものが二重に見える、片方の目が見えにくい。
5.パピプペポ・ラリルレロがはっきり言えない。
6.目の前が暗くなる。
7.ふらっとする、ふわっとする感じ
そういった症状が数分~数十分間続く。